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橋下徹氏 兵庫・斎藤元彦知事の“うそ八百発言”を問題視「人事権を握る職員相手。絶対にダメだ」

スポニチアネックス 2024年8月1日 8時37分

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が1日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事を巡る疑惑告発文書問題について言及した。

 告発文書は7月7日に死亡した県幹部が3月に作成。斎藤氏が出張先で公用車を降り20メートル歩かされただけで職員を怒鳴り散らしたパワハラや、視察企業からの贈答品受領など疑惑7項目を挙げている。

 今年3月の告発に対し、斎藤氏は「うそ八百」と否定したが、県議会は6月、維新が反対する中で調査特別委員会(百条委員会)を設置。告発後に停職3カ月の懲戒処分を受けた元県幹部は7月に百条委への出席を予定していたものの、死亡した。自殺とみられる。

 兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は8月下旬に実施するパワハラ疑惑に関する証人尋問へ、斎藤氏ら約10人に出頭要求する方向で調整している。

 斎藤氏は7月30日の定例記者会見で疑惑を改めて否定し「百条委の調査にしっかり対応し、県政の信頼回復に向けて一日一日の仕事を着実にやっていく」と述べた。

 疑惑告発文書問題を巡っては、県の主要施策を担当し斎藤氏の疑惑問題の対応もしていた小橋浩一理事が体調不調を理由に降格を申し出て、総務部付の部長級となることが7月31日に県から発表された。片山安孝副知事も一連の問題の責任を取り同31日で辞職した。

 橋下氏は、今回の問題について「政治家やメディア、コメンテーターに対して嘘八百と言うのは言論闘争の一環としてありだろう。今回は人事権を握る職員相手。絶対にダメだ」と自身の見解を述べた。

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