来春から16年ぶりに活動を再開する日産自動車硬式野球部が1日、横浜市内でユニホームを発表した。
日産のコーポレートカラーで、活動拠点となる横須賀市の市章にも使われるブルーが基調。過去に都市対抗や日本選手権を制した際のデザインを採用し、再び日本一を目指す意思を表現した。
胸の青い鳥は「ブルーバード」と呼ばれ、創部された1959年に発売された乗用車と同名。鳥の下の2つの赤い星は同社野球部の2度の都市対抗制覇を表現している。
伊藤祐樹新監督(52)は「休部当時の赤を基調に。という声が多かったなかで、青を基調としたユニホームで再出発しました」と経緯を説明した。
同監督は3日のDeNA―阪神戦(横浜スタジアム)に新ユニホーム姿で始球式に臨む。救援投手がマウンドに向かう際、同社の100%電気自動車「リーフ」で登場予定。「ストライク入るかどうかは分かりませんが」と会場を笑わせた。
来春の新入部員は計22人を予定しているが、現在約20人が内定済み。先月30日に終了した都市対抗期間中に東京ドームに招待し、新ユニホームも披露。「カッコいいです」と好評の声が圧倒的だったという。
復活初年度のチームの目標は当然、都市対抗出場だ。「できれば(西関東予選)第1代表で」と伊藤監督は宣言した。来春には横須賀市内に予定している新グラウンド、室内練習場なども完成予定。“新生”日産自動車野球部が本格始動する。