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くふうハヤテ・福田秀平 涙の引退会見「僕のような選手がここまでできるとは…」 ムネリン登場には笑顔も

スポニチアネックス 2024年8月1日 12時26分

 ソフトバンクとロッテでプレーし、今季2軍戦に加入したくふうハヤテでNPB復帰を目指していた福田秀平外野手(35)が1日、ちゅ~るスタジアム清水で記者会見し、現役引退を表明した。「僕のような選手がここまでできるとは思わなかった。先輩たちに追い付き、追い越せの気持ちで何とかしがみついてやってきたのかなと思います」と目に涙を浮かべ、現役生活を振り返った。

 引退をきめたのは今年5月。昨年ロッテでの終盤戦で右肩が良くなってきた感覚があったといい、「1年勝負しようと思って臨んだ1年」(福田)だったが、春先から故障箇所が悪化。「これ以上現役は厳しいというところがあったので、家族とも相談して現役引退をきめました」と引退理由を説明した。

 福田は多摩大聖ケ丘(東京)から06年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団し、17、18年は100試合以上に出場。2020年にFA移籍したロッテでは故障に苦しみ、昨季限りで戦力外となっていた。今後については「野球は大好きで携わっていきたい気持ちはある」とした上で「今後100歳まで生きるつもりなので、あと60年くらいの人生。ちょっとゆっくり考えていきたい」と明言は避けた。

 会見にはソフトバンク時代の先輩でルートインBCリーグ・栃木の川崎宗則内野手(42)がサプライズ登場。「ここからがいよいよ開幕。これは引退会見じゃないです、今からの方が勝負」と激励の言葉を贈った。

 また、福田のプレーヤーとしての思い出について、福田がダルビッシュ有から適時打を打ったシーンを挙げ「秀平自身が僕のもとから離れたと思った。世界一良い投手から三塁打を打ったんです。可愛かった秀平が立派なチーターになった。子チーターがチーターになった瞬間を目の前で見られた」と川崎節で会場を笑いに包んでいた。

 NPB通算成績は785試合で打率・229、29本塁打、145打点だった。

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