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カーショー 7失点で今季初黒星 424先発目で初の奪三振ゼロ「本当にひどかった」失策は「イライラ」

スポニチアネックス 2024年8月1日 13時1分

 ◇ナ・リーグ ドジャース1ー8パドレス(2024年7月31日 サンディエゴ)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(36)が31日(日本時間1日)、敵地でのパドレス戦で左肩手術から復帰後2度目の先発。昨年9月23日のジャイアンツ戦以来312日ぶりの白星を狙ったが、自身の失策を含む3失策と守備も乱れ、3回2/3を6安打7失点で降板。チームは1―8で大敗し、カーショーは今季初黒星を喫した。

 試合後、取材に応じたカーショーは「いろいろなことが不足していて、うまく投げられなかった。自分が望んでいた通りには何もできなかったので、全体的にとてもイライラしていた。でも、また気を取り直して頑張っていきたい」と力なく話した。

 身体的な問題かと問われると「前回(復帰登板)の時は全体的にまあまあ良い感じだったんだ。でも今回は明らかに本当にひどかったから、ちょっと休息が必要だったかもしれない。とにかく、もっと良いパフォーマンスを出さなければならない」とコメント。今後に向けては「ピッチングが悪かったときに、つい分析しすぎてしまうこともある。とりあえず今回は悪かったと認めて、次回に向けて良くするように努めるつもりだ」と話した。

 2回に自身の失策となった相手のスクイズについては「あそこはきちんと処理しないといけならなかった。ホームで簡単にアウトにできた場面だったし、ボールも自分のところに転がってきたんだから。アウトにしていれば状況は大きく変わっていた。すごく簡単なプレーで、すごくイライラする。もちろん四球を出すのも楽しくない。初球を打たれるのは大したことではないけど、四球を出して走者を得点圏に進めるのは望ましくない」と振り返った。

 今季既に10勝を挙げているパドレスの先発シースは前回登板の7月25日のナショナルズ戦でノーヒット・ノーランを達成。過去3試合でも無失点はおろか、3試合で計2安打しか許していない絶好調の右腕との投げ合いとなった。

 初回は2死後に二塁のラックスの失策で出塁を許したが、無失点の立ち上がり。しかし、2回に突如崩れた。1死後にこの試合初安打を許すと、四球を挟みカンプサノに適時打を浴びて先制点を失った。その後も相手の投前へのスクイズ(記録はカーショーの失策)、適時打などで一挙4失点した。

 3回は3者凡退と立ち直ったが、4回は1死後にカンプサノに膝元に沈むスライダーをすくい上げられて7号ソロを被弾。さらに味方の失策が絡んで一、二塁とされたところでプロファーに適時打、ボガーツに犠飛を許したところで降板となった。

 スポーツサイト「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は自身のXでカーショーが424試合目の先発で初めて三振を奪えなかったと投稿。大リーグ公式サイトのフアン・トリビオ記者は83球を投げ、奪った空振りはわずか2つだったことも投稿した。

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