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女子800Mリレー「親方、わっしょい」で一丸も2大会連続の予選敗退

スポニチアネックス 2024年8月1日 20時34分

 ◇パリ五輪第7日 競泳 女子800メートルリレー(2024年8月1日 ラデファンス・アリーナ)

 女子800メートルリレーの予選で、日本は池本凪沙(21=イトマン東京)、小堀倭加(23=あいおいニッセイ同和損保)、牧野紘子(24=あいおいニッセイ同和損保)、白井璃緒(24=ミズノ)で臨み、7分59秒10の1組6位、全体13位にとどまり、上位8チームによる決勝進出を逃した。

 エースが集う第1泳者は池本。当初は自己ベストの最も速い白井が務める予定だったが、調子が上がらず7月中旬に事前合宿地アミアンで変更の可能性を告げられた。最終的に第1泳者を外れ、アンカーで泳ぐことが決まったのは本番2日前。「決勝に進むための最善の選択。悔しい思いはあるけど、仕方ない」と受け入れて、自らの役割に集中した。

 4人のラインのグループ名は「親方、わっしょい」。リレーチームで主将を務める白井が東洋大に入学した直後に先輩から「親方っぽいね」と言われてついたニックネームを採用したグループ名はチームワークの良さを象徴する。

 五輪に向けて調子が上がらず白井は苦しんだが「マイナス発言は一切しないことを心がけた。自分の中では切羽詰まっていたけど、それは見せずにやってきたつもり。泳ぎで引っ張れない分、雰囲気作りで引っ張るしかないと思った」と笑顔を絶やさなかった。

 4大会連続の決勝を逃した21年東京五輪に続き2大会連続で予選敗退となったが、背中でチームをまとめた“親方”の存在は色あせない。

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