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号泣敗退の平野美宇「応援してくれて力に」奇跡的逆襲に「ヒラノ」コール 会場熱狂、敗者称える

スポニチアネックス 2024年8月1日 21時13分

 ◇パリ五輪第7日 卓球(2024年8月1日 パリ南アリーナ)

 女子シングルス準々決勝が1日に行われ、第8シードの平野美宇(24=木下グループ)は第4シードの申裕斌(20=韓国)と対戦し、フルセットの末に3―4で敗れた。

 0―3で迎えた第4ゲームを11―7で奪うと、第5ゲームは11―8。第6ゲームを11―9で制すると、大逆転を期待する地元観衆から「ヒラノコール」や「ニッポンコール」、手拍子や足踏みでの応援がわき起こった。

 最終第7ゲームは互いに点を取り合い、一度はマッチポイントを握る。だが、ここで得点を取り損ねると、最後は11―13で屈した。

 試合後、号泣しながら引き揚げる平野に対して日本だけでなく、フランスの観衆からも盛大な拍手が送られた。奇跡の逆転勝利とはならなかったが、熱い戦いが観衆の心を打った。

 「たくさんの方が応援してくれて力になっていた。最後、勝ちきれなくて悔しいです。なかなか出場権を獲得できなかったシングルスだったので。最初で最後かもしれないと思って、後悔のないように。後悔はないけど、メダルを獲るまでには足りなかったので。これは団体戦に出すしかない」

 取材エリアでも目を真っ赤にしながら語った平野。次は早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)とともに団体に臨む。

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