◇セ・リーグ 巨人2―9阪神(2024年8月1日 甲子園)
巨人は阪神相手に2日連続の今季ワーストタイ9失点で敗れ、5連勝後に3連敗。最大11あった貯金が8に減った。
巨人の同一カード3連敗は今季5度目で、阪神戦は初めて。試合後に広島が勝ったため、7月21日に浮上していた首位を陥落している。
5月24日の阪神戦(甲子園)でノーヒットノーランを達成した戸郷がそれ以来となる阪神戦に同じ甲子園で先発登板したが、初回に2点先制を許すと、3回に1点、5回には3点を失ってまさかの5回8安打5四球で6失点KO。
打線は昨季から1点も取れていなかった相手先発右腕・ビーズリーに5回1死まで完全投球に封じられ、なんとか2点奪ったものの、結局4投手から4安打で2点どまりだった。
ここまで奮闘を続けてきた巨人投手陣はこの3連戦で5失点、9失点、9失点と計23失点。カード初戦で1回3失点だった中川はこの日も1回2失点と厳しい結果に終わった。
阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。
――戸郷が。
「自滅だよね。全部フォアボールが点に絡んでいるから。それだけだよね」
――3連敗。
「それは悔しいの一言に尽きるし、これでね、悔しいと思ってない人は野球をやめたほうがいいと思うし。またやり返せるチャンスがあるのでね。まあ、月も変わったしね、切り替えるしかない。東京戻って一つも落とせないつもりで次の阪神戦までやってほしいなと思います」
――甲子園球場で戦う厳しさ。
「みんな飲まれちゃってるよね」
――大城が心配。
「心配ですけど、まあ明日ですね」