◇セ・リーグ (2024年8月1日 中日3―2ヤクルト(2024年8月1日 バンテリンドーム)
ヤクルトが敵地で中日に痛恨の逆転サヨナラ負けを喫し、今季93試合目にして自力でのリーグ優勝の可能性が消滅した。
0―0の2回に山田の8号ソロで先制すると、4回には1死二、三塁で山田の中犠飛で1点を加えてリードを2点に広げた。援護をもらった先発・吉村は7回まで3安打無失点と好投を続けていたが、8回にアクシデントが発生した。先頭の代打・カリステは捕飛に打ち取ったが、続く村松に4球目を投じた直後に右手人さし指がつったために緊急降板。大西が2番手としてスクランブルで登板したが、1点を失って1点差に詰め寄られた。
9回にはクローザーとして木沢がマウンドに上がるも、1死から岡林の左前打、カリステの適時三塁打と連打を浴びて2―2の同点に。なおも1死三塁の状況でベンチは山本にスイッチしたが、中犠飛で決勝点を奪われた。
チームは同一カード3連敗で、5位・中日とのゲーム差は2・5に広がった。また、広島がDeNAに勝ったことで自力での優勝の可能性が消滅。高津監督はこの厳しい現実を受け止めた上で「あと50試合あるので、前を向いてやるしかないですね。今いる選手はよく頑張ってくれているので、何とか尻を叩きながら背中を押しながら頑張っていくしかない」とナインを鼓舞した。