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巨人・戸郷翔征「本当に申し訳ないなというのが一番です」 ノーノー後、初対戦の阪神に6失点KO

スポニチアネックス 2024年8月1日 22時33分

 ◇セ・リーグ 巨人2―9阪神(2024年8月1日 甲子園)

 巨人の戸郷翔征投手(24)は1日の阪神戦(甲子園)で5回8安打5四球と乱れて6失点KO。3試合ぶりとなる今季8勝目を逃し、赤星と並んでチームワーストの今季6敗目を喫した。

 この日が後半戦初登板。阪神戦、そして敵地・甲子園は5月24日にノーヒットノーランを達成して以来69日ぶりのマウンドとなった。

 だが、初回いきなりつかまった。1番・近本に安打され、2死三塁から佐藤輝、大山に連続四球を与えて満塁。ここで前川に右前へ2点適時打されて先制を許した。

 3回には先頭・森下を四球で塁に出し、2死一、二塁から木浪の左前適時打で3失点目。5回には2死走者なしから安打と四球でピンチを招き、前川の右前適時打と木浪の左翼線への2点適時三塁打で3点を追加されて降板となった。

 チームは2試合連続で今季ワーストタイの9失点。試合後には広島が勝ったため、7月21日に浮上していた首位を陥落した。

 「今日みたいなゲームを落としたら絶対ダメな日、それを託されているわけだし」と先発投手の役目を果たせなかったことを悔やんだ戸郷。

 自身の状態については「結構良かったほうだった」としたが、「先頭の近本さんのヒットと2個のフォアボールと前川の攻めがね、ちょっと。本当に申し訳ないなというのが一番です」と肩を落とした。

 珍しく制球に苦しみ、3回までに3四球。結局、5回で5四球を与え、全てが相手の得点に絡んだ。

 「そうですね。そこをもっとフォアボール出さずにいい状態で臨めてたら結果も違っただろうし。反省する面は今日は多かった」とし、「甲子園は独特な雰囲気なので、それは変わらずだったんですけど、お客さんの盛り上がりもいつもよりは盛り上がっていたから、少しそれもありましたけど。今日負けることは許されなかったので。そのなかで上がった責任というのは強いです」。

 5回、大山にストレートの四球を与えて2死一、二塁とし、打席に前川を迎える場面では杉内投手チーフコーチがタオルを持ってベンチを出かかったが、自らそれを制した。

 「僕自身はもう整理ついていたので、空けてもあまり…空けなくても大丈夫かなと思ったので、あれはああいう選択をしました」。

 だが、前川に右前適時打され、さらに続く木浪には左翼線へ2点適時三塁打。

 阪神は前回、戸郷にノーヒットノーランされていることで選手もファンもこれまで以上に力が入っていたことは間違いないが、「いやでもね、本当に勝るものというのはなかったかなと。そこがあれだけ失点した原因でしょうし。チームに申し訳なかったなと思います」と最後まで一人で責任を背負い込んでいた。

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