◇セ・リーグ 阪神9―2巨人(2024年8月1日 甲子園)
甲子園100周年を記念する巨人3連戦を完璧な形で制し、連勝を7に伸ばした岡田監督は「きょうが一番良かった」と今季のベストゲームの候補に挙げた。5試合連続2桁安打と打線全体が乗っていることに関して「いろいろと変えたからな」と打順や佐藤輝、大山、森下の2軍再調整も実ったと分析。その上で「みんながいい今は、下がった時が怖い」と浮かれずに一戦一戦に臨むことが必要だと引き締めた。以下は一問一答。
――いいことずくめの試合だった。
「なあ、今日が一番良かったな」
――今季のベストゲームか。
「初めてちゃうか。4人が投げなかったというのは、まあ昨日の今日やからな、そら気合も入ってたやろうしな、後ろの3人もな」
――節目の試合で自身も期するものがあったか。
「いやいや、そんなもん、全然それは関係なかったけどな。ちょうどね、8月1日いうのは最初から分かってることやけどな。そこで巨人になって、これでロード出る最後の甲子園の締めやったからな、おーん。そういう意味ではみんなね、当然分かってることやから、この3連戦の重要さっていうのはね。ほんと、そういう記念の日にいい勝ち方できてほんと良かったと思うけどね」
――いい形でロードに出て行ける。
「まあ、ロードいうても、あんまりそういう感じじゃないけどな、おーん。まずな、今度6試合(横浜、神宮と)外やからね。それからドームなるんで、もうちょっと頑張らなあかんな外で、暑い中頑張らな、みんな(笑)」
――6連戦でいい形を見せたいと語っていた目的は達成できた。
「いやあ、それは当然達成できてるよ。まあ、これでやっと先発ピッチャーっていうか、ちょっとは信頼得たんじゃない、打線、打つ方も。やっぱり勝ち星が先発についてるんで、そのへんは大きいと思うけど」
――前半あれだけ悩まされて、なぜこれほど変わるものなのか。
「いや、変えたからや。変えたからやろ、いろいろと」
――もう大丈夫か。
「いやあ、そら分からん、それは、おーん。今みんながけっこう調子いいからなあ。そういう時はけっこう怖いけどな、みんなが下がってきた時はな。2、3人ちょっと打てんのもおっていいやけどね、今みんないい感じで打ってるからな。これはもう、そんなん『打つな』とは言われへんし。これはもう継続していくしかないよな、みんながな」
――前半戦はみんな悪かった。
「そやねん。だからみんな良うなったんやろ、みんな悪かったからなあ。でもなあ、前半良かって後半悪なるよりはええよ。後半尻上がりに良くなっていくほうがな。これからが本当の勝負やんか」
――7番に置いた木浪がよく機能している。
「いやいやこれはもうあれや、3人制にしてな後半、あそこに代打代打を2人行こうと思っとったからな。それで並べたんよ、2人。まあ、キャッチャーのとこが一番、確率的にも悪かったからな、2人で2割ぐらいやからな、おーん。一気に勝負どころではもう連続で代打、代打の方がな今、結構打てるからな、だから並べたんよ。だからね、木浪は今小幡がいてないから、代えれんからな、おーん。そういうことで、7、8を代えたんよちょっとな、一気になんかチャンスがあったらな、行くつもりで、2人」
――結果的にかみ合って打線全体に。
「そうやな、おーん。かみ合ったというか、代打出してないやん。準備はそういう準備でそういうふうにしたわけやからな。それも準備してるからな、必要なかったかも分からんけどな」
――優勝争いのライバル巨人に3タテは今後のいい布石にも。
「そうやなあ。まあ3タテとかは思ってなかったけどな。終わってみれば本当にいい3連戦やったけどな」
――セレモニーもあり、普段との雰囲気の違いは。
「いやいや、まあ普通に見てただけよ、それは」
――ロード帰ってから勝負。それまでは混戦が続きそうか。
「どのくらいや。(残り)30切るくらいか。ま、そっからやろな、うん」
――それまで貯金を増やしていく。
「いやいや、そんなの積み重ねや。今は貯金とかそんなの考えてないよ。まあ、体勢を整えるというかな。調子悪かった分、打順とかいろんな面で機能するようにとか、それがなんか一気にな、徐々にでなしに、一気にな、いい形になったよな」