◇パリ五輪第7日 卓球(2024年8月1日 パリ南アリーナ)
男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位で日本のエースの張本智和(智和企画)は、世界選手権連覇中で同4位の樊振東(中国)に3―4で敗れてメダルには届かなかった。
樊振東は2ゲーム先取される苦しい展開も、2ゲーム奪い返してタイに持ち込んだ。第5ゲームを落として追い込まれてから底力を見せた。最終第7ゲームも一進一退の攻防から最後は連続得点で張本を押し切った。
「今日は2人とも、とてもいい卓球をした。相手(張本は)とてもよく準備していた」とする一方、「後手に回っても慌てなかった」と話した。
混合ダブルス決勝後にラケットを折られた世界1位の王楚欽(中国)が2回戦で敗れ、樊振東は王国の威信を背負っている。「今日を乗り切れたことに感謝している」。目指す頂へ、あと2勝だ。