【インタビュー】テレビ朝日「出川一茂ホラン☆フシギの会」などのバラエティー番組で「ご当地料研究家」として人気のタレント椿原愛(32)は高校時代に陸上走り高跳びで国体とインターハイに出場したスポーツウーマン。同種目で出身地の高校No.・1になったこともある。「絶対味覚の持ち主」として、ミックスジュースに入った食材をすべて当てるなど存在感を放つ椿原が、元アスリートの視点と五感を生かし、パリ五輪の陸上競技で「推し」の選手をスポニチアネックスに語った。(鈴木 美香)
椿原が注目するのは、自身が取り組んでいた女子走り高跳びで、ウクライナ代表のヤロスラワ・マフチフ(22)。ロシアの侵攻により故郷から避難し、苦しい思いと環境の中で闘っているが、パリ五輪開幕直前の7月7日、パリで行われた陸上の世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグで37年ぶりに世界記録を更新した。ウクライナ記録となる2メートル07を跳んだ後、2メートル10を1回で成功。1987年にステフカ・コスタディノワ(ブルガリア)がマークした2メートル09を1センチ上回った。
ファッション誌「ELLE」などでモデルを務めたことがある抜群のスタイルと美ぼうから「ウクライナの妖精」とも呼ばれる。
椿原は「走り高跳びに向いてる長い手足の持ち主で、整った顔立ち。そして、跳んでいるフォームもとてもきれい」と“妖精”ぶりを説明。
そして「世界記録を更新したジャンプはバーが少し揺れましたが、そこを空中で上手にかわして成功させている。技術力、鍛え上げられた肉体はさすが。大会直前での新記録。五輪でも何かやってくれるという期待が高まります」と「推し」の理由を語った。
女子走り高跳びの予選は日本時間2日夕方に行われる。