Infoseek 楽天

「正直、投げるボールがない…」今永昇太が86キロの超スローカーブ投じた理由 22年MVPを称賛

スポニチアネックス 2024年8月2日 12時35分

 ◇ナ・リーグ カブス5×-4カージナルス(2024年8月1日 シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠でのカージナルス戦に先発し、6回2/3を10安打4失点。チームが劇的なサヨナラ勝利を収め、左腕に勝敗は付かなかった。試合後は22年MVPのカージナルス、ポール・ゴールドシュミット内野手(36)との対戦を振り返った。

 今永は初回2死から、ゴールドシュミットに92・5マイル(約148・9キロ)の直球を中堅へ運ばれ、先制ソロを被弾。2度目の対決となった3回2死では低めのスプリットを右前に運ばれた。

 5回2死一塁の第3打席は高め直球で遊飛に打ち取ったものの7回2死の第4打席では右中間へ二塁打を浴び、この日は3安打をくらった。

 7回の第4打席では初球に53・9マイル(約86・7キロ)のスローカーブを投じたが、このカーブを狙われ二塁打に。試合後、スローカーブを投じた理由を尋ねられ「あれは本当はボール球にしたかった」と振り返り「自分の中では真っ直ぐを打たれて変化球も逆方向に打たれて、正直、投げるボールがない中だったので、あれをボール球にして、遅いボールを見せた後にどう勝負するかってところだったので、それも打たれてしまったところが、ゴールドシュミット選手の技術を僕がやっぱり上回れなかった」と悔しさをにじませた。

 その上で22年にMVPを獲得した通算356発の相手主砲を「素晴らしい選手」と素直に称えた。

この記事の関連ニュース