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小林幸子 「歌を辞めようかなと…」順風満帆ではなかった60年 「好きだった」歌への熱い思いが原動力

スポニチアネックス 2024年8月2日 16時53分

 歌手の小林幸子(70)が2日、東京・新橋演舞場で「小林幸子60周年記念公演 in 新橋演舞場~ラスボスのキセキ~」を開催し、取材会を行った。

 デビューから60年がたち「自分でもビックしている」という。初めての経験で実感はないが「東京オリンピックを2回経験したというのも60年と感じている」とほほ笑んだ。

 小林の歌手人生は決して順風満帆ではなかった。「歌を辞めようかなと思った時期もある」と振り返る。

 そんな小林の原動力となっていたのは歌うことへの熱い思い。「好きだったから。歌を辞めるということも覚悟ですけど、辞めると続けるということも覚悟。同じ覚悟だったら、“よし、続けよう”」という強い覚悟が小林の今につながっている。

 何かを辞めたいと思っている人に向けて「やってみてください」と人生の先輩として助言。「諦めるって、“あきらかにきわめる”と言う意味。自分の新たな道を切り開いていってほしい」と願った。

 今年、芸能生活60周年を迎えた小林。それを記念して「小林幸子60周年記念公演 in 新橋演舞場~ラスボスのキセキ~」を開催。巨大衣裝、最新映像演出、ダンスパフォーマンスなど取り入れ、小林らしさ溢れるステージで観客らを魅了している。

 公演2日目の昼の部公演には、小林と45年以上の付き合いで恩人で、兄のような存在の歌手・さだまさしが登場。さだが小林のために書き上げた「約束」をデュエットも披露し、小林が涙する場面もあった。幅広いジャンルの全18曲を披露し、“幸子ワールド”で会場を包み込んだ。

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