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100キロ超級・斉藤立が準々決勝進出!初五輪で豪快内股一本デビュー 父はロス&ソウル連覇の仁さん

スポニチアネックス 2024年8月2日 18時14分

 ◇パリ五輪第8日 柔道(2024年8月2日 シャンドマルス・アリーナ)

 お父さんが登った頂へ――。柔道100キロ超級の斉藤立(さいとうたつる、22=JESグループ)が2日、初戦となる2回戦で東京五輪金メダルのルカシュ・クルパレク(23=チェコ)を下し、準々決勝進出を決めた。

 最高の五輪デビューとなった。父が連覇を達成した五輪の畳。気迫がみなぎった表情で同じ場所に立った斉藤は、難敵を相手に堂々の柔道を展開。そして迎えた1分31秒、豪快な内股を決め鮮やかな一本勝ちを飾った。

 大会前、母校・・国士舘大で行われた壮行会で誓った。「パリ五輪では背負ったものを全てぶつける。やってきたことを全てぶつける、そして金メダルにこだわり、勝ちにこだわり、自分の気持ちを出し切って、優勝して、金メダルを持ち帰りたい」

 日本史上初の父子での五輪金メダル獲得へ。立の金メダルへの挑戦が始まった。

 ◇斉藤 立(さいとう・たつる)2002年(平14)3月8日生まれ、大阪府出身の22歳。東京・国士舘高、国士舘大を経て、今年4月からJESグループ所属。父は84年ロサンゼルス、88年ソウル大会を連覇し、男子日本代表監督や強化委員長を歴任して15年1月に胆管がんで亡くなった仁さん。小1の時に兄・一郎さんが柔道を始めることになり、同時に開始。小6で全国少年大会、中3で全国中学校大会を制覇。19年には史上最年少の17歳52日で全日本選手権に出場し、3回戦敗退。22年には史上初の父子制覇を果たし、同年の世界選手権は初出場で2位。昨年8月にパリ五輪代表に内定。父子代表も日本柔道界では初の快挙となった。

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