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ワタガシ涙の銅メダル!渡辺「最後まであきらめず、劣勢でもラリーできた」 東野、肩さすってねぎらい

スポニチアネックス 2024年8月2日 23時17分

 ◇パリ五輪第8日 バドミントン(2024年8月2日 ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)

 混合ダブルスの決勝が2日に行われ、東京五輪銅メダルペアの渡辺勇大・東野有紗組(BIPROGY)が、韓国ペアを21―13、22―20の2―0で下し、2大会連続の銅メダルを獲得した。

 第1ゲームはポイントを先行する形で奪ったワタガシ・ペア。激闘となった第2ゲームも最後の最後で韓国ペアを突き放し、ストレートで勝利した。

 バドミントン界初の2大会連続のメダル獲得。前日に「金メダルを目指していたので悔しい」と語っていた2人も、歓喜の涙を流した。

 渡辺は「ほんと良かったです」と声を震わせた。準決勝敗退からの切り替えについて「やっぱ…」と涙で言葉に詰まりながら「昨日負けたけど、2人で話しあって、楽しもうと。2回目の3位決定戦でしたけど、楽しく最後までやることができた」と笑顔。隣では東野がねぎらうように肩をさすった。

 「声援が背中を押してくれて、僕らめちゃくちゃきつくて…」と心身ともに極限状態だったことを振り返り「フィジカル勝負だったけれど、最後まであきらめずに、劣勢でもラリーできて。2人で話し合って、今までやってきてよかったと思った」と安どの表情を浮かべた。

 パートナーの東野に「助けてもらってばっかりで。ここまで組んできて、いろいろなことありましたけど、五輪の舞台で表彰台に上がることができてよかった」と感謝していた。

 東京五輪では準決勝で中国ペアに1―2で逆転負け。3位決定戦で香港ペアに2―0で快勝した。この大会で日本勢唯一のメダルだったが、2人にとっては悔しい結果だった。パリでの雪辱を期して再スタートを切った。21年に世界選手権で準優勝。22年には権威のある全英オープンで2連覇を達成し、世界選手権でも2年連続準優勝。同年に世界ランク1位に上り詰めた。2度目の五輪となるパリで金メダルには届かなかったが、歴史に新たな一ページを刻んだ。

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