◇セ・リーグ 阪神4―2DeNA(2024年8月2日 横浜)
阪神の大山のベース踏み忘れは4回に起きた。1死一、二塁で前川の中飛を桑原が好捕。大きく飛び出していた一塁走者の大山は、懸命に一塁に戻り一度はセーフの判定を受けた。ところが、直後に判定がアウトに変わった。
責任審判の笠原三塁塁審によると、大山は二塁ベースを踏まずに塁を回り、戻る際もベースを踏まなかったという。「踏んでないから踏まないでいいということはない」と説明。DeNA側のアピールを受け、アウトを宣告した。ただ、場内アナウンスがなく、観衆が疑問に包まれた点については「反省です」と語った。
岡田監督は一連のプレーでベンチを動かなかった。「恥ずかしいで、あんなんで抗議をしたら。笑われるで。ちょうど見とったから。牧がすぐに(審判に)言うたから。こらあかんわと。ルールやからの」。苦々しい表情で振り返った。