◇パ・リーグ オリックス2―3ロッテ(2024年8月2日 京セラD)
オリックスが球団ワーストの12連敗を記録した12年9月以来の10連敗(1分け挟む)を喫した。先発の宮城が8回3失点と力投も、打線は12安打を放ちながら2得点止まり。中嶋監督は責任を背負い込んだ。
「本当にみんな必死にやっています。そこまで気持ちを出しているのに勝てなかったのは僕の責任」
5回1死二塁でセーフティーバントを仕掛け、ヘッドスライディングで一塁内野安打をつかんだ若月をはじめ、攻守に躍動した来田など若手も奮起。指揮官が「試合の途中でもう諦めているように見えた」と残念がった7月31日の試合と正反対の姿勢を選手らは見せたが、無情にも後1点及ばなかった。
8月1日に怠慢守備で懲罰交代を命じた紅林はベンチ外となり、3日以降の1軍出場について中嶋監督は「切り替えた姿を見せるんだったらでしょ。だからまだ別に抹消もしてませんし」と奮起を促した。確かに見えた懸命な姿勢が、見果てぬトンネルの出口に続く。(阪井 日向)