◇パリ五輪第8日 バレーボール男子1次リーグC組 日本-米国(2024年8月2日 パリ南アリーナ)
52年ぶりの五輪金メダルを狙う日本は、1次リーグ最終戦で米国と対戦。2セット連続で奪われる苦しい展開が続いている。
日本は西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、高橋藍、石川祐希、山本智大(リベロ)が第1セットの先発メンバーに名を連ねた。この試合で1セットでも奪うと8強入りが決まるが、相手の高いブロックに阻まれ苦戦。大差をつけられ最初のセットを落とした。
第2セットも米国のブロックを崩せず。石川、高橋、西田の強打がことごとく跳ね返された。
初戦でドイツにフルセットで敗れた日本は第2戦でアルゼンチンに3―1で勝利。ブラン監督は「この大会で1勝できたことは大きい」と評価していた。
金メダルを目標に掲げて臨みながらここまでは苦しい戦いが続く。試合後、石川は選手を集めて「1勝したことは良かった。これが五輪だ」と話した。ドイツ戦でふくらはぎにけいれんを起こすなどコンディションが不安視されていたが、もうプレーに支障はない。ブラン監督も「改善できた。もっと良くなる」と復調に太鼓判を押していた。