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【高校野球】U18W杯で「7回制」経験、明徳義塾・馬淵監督は「2打席はかわいそう」DH導入には賛成

スポニチアネックス 2024年8月3日 12時55分

 第106回全国高校野球選手権大会(7日から17日間)の出場校による甲子園練習が3日、甲子園球場で行われた。

 明徳義塾(高知)は、午後0時から練習し、守備練習などで汗を流した

 馬淵史郎監督は、日本高野連が7回制の検討を進めていることについて言及。7回制の場合は、選手の打席数が減少することについて懸念を示し、「みんなが平等、公平に最低でも3打席立てるということで(9回制が)できたと聞いたことがある。(7回制なら)3打席は3番までしか立てないかもしれない。3年間やってきて2打席で終わるのは、かわいそうな気がしますけどね」と言及した。

 さらに「個人的には野球は9回で育った世代ですし、9回やらせてあげたい。タイブレークでさえ違和感がありましたけど…。子どもたちがどう思っているのか。9回やりたい気持ちが多いのか」と高校球児の意見も尊重すべきだと主張した。

 同監督は高校日本代表監督として、昨年のU18W杯で日本代表を世界一に導いた。同大会では7回制が採用されており、「4回までに2点差あれば、投手をつぎ込めば勝てますよ、好投手がいれば、4回までで勝てます。終盤勝負ではなく前半勝負。弱いチームが強いチームに勝てるというのは逆。投手の頭数のあるところには勝てませんよ。余計に差が出る」と説明した。

 さらに「7回制よりDH制の方が先ですよ。大谷ルールができたのだから、投手を打たせたければ使えますしね」とDH制導入には賛成の立場を示した。

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