Infoseek 楽天

大谷翔平 自己ワースト19打席無安打の不調分析「スピンがかかりすぎで同じ打球速度でも伸びない」

スポニチアネックス 2024年8月3日 14時11分

 ◇インターリーグ ドジャース5ー6アスレチックス(2024年8月2日 オークランド)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。第4打席まで凡退に倒れ、移籍後最長を更新する19打席連続無安打となった。しかし、第5打席は4戦ぶりの33号を放ち、20打席ぶりの安打で復調気配を示した。しかし、チームは大谷の3ランが出ても及ばず、ア・リーグ西地区最下位のアスレチックスに5―6で惜敗して3連敗となった。ナ・リーグ西地区はパドレスが敗れたものの、ダイヤモンドバックスが勝ち、同率で2位。首位ドジャースを含め4ゲーム差以内に3チームの混戦模様となってきた。

 試合後、大谷が取材に応じ「ここ数試合、正直自分の中でも状態よくなかった。願わくはその前の打席で打てればチームとしても勝てるチャンスがあった。何でもいいのでつなごうと思っていた。結果的にいい結果でしたけど、その前の4打席でなんとかできたのかなと思う」と振り返った。

 19打席連続で無安打が続いたことは、相手が戦略的にうまく攻めたのか、自身に問題があったのかと問われると「どちらかというと自分の状態。打ったと思ってもいい角度で上がっていない。今日みたいなフライアウトだったり、ラインドライブでも正面を突く当たりが増えているので、どちらかというと自分の内容かなと思います」と分析した。

 この日も第1、2打席で大きな飛球を飛ばしたが、凡退。これについて「2打席目は良かったと思います。36度で、105マイルくらい出ているので。どちらかというとスピンがかかりすぎていて、同じ打球速度でも伸びない。(スイングの)軌道が少しずれている」と分析した。疲労が原因かについては「疲れはない。休みも最近は多いですし、前半戦よりもスケジュール的にはルーズになっているので、体的には万全の状態じゃないかと思う。自分の技術不足。悪い時はかならず来るんですけど、どうやって元の状態に戻すか」と話した。

 9回の一発については「結果としていい方向に出ている。明日が大事だと思う。良かったと思う感覚がどれだけ持続できるかが大事だと思うので、明日の1打席目が大事だと思います」と話した。

 9回2死一、二塁の第5打席で待望の一発が生まれた。右腕ファーガソンの速球を捉えると、右翼席へ豪快な一発。打球速度116.3マイル(約187.1キロ)、25度の角度で打ち上がった打球は手応え十分の一発で、飛距離は405フィート(約123.4メートル)。大谷は打った瞬間に吠えるほどの当たりだった。

 7月29日に本塁打王を争うブレーブス・オズナが31号を放ち、大谷に1本差に迫った。オズナは打点ではリーグトップを維持しており、打率、本塁打でトップに立つ大谷の3冠王の強力なライバルとなっているが、再び突き放した。大谷は9回の一発で打率.308とし、パドレス・アラエスを1厘差で上回って首位打者をキープした。

この記事の関連ニュース