Infoseek 楽天

柔道混合団体 阿部詩が先鋒で勝利!女子52キロ級まさかの2回戦敗退から6日 一本勝ちで復活

スポニチアネックス 2024年8月3日 15時59分

 ◇パリ五輪第9日 柔道(2024年8月3日 シャンドマルス・アリーナ)

 柔道混合団体は3日、日本の初戦となる2回戦のスペイン戦に阿部詩(パーク24)のが先鋒で登場。57キロ級のアリアネ・トロソレルと対戦し勝利した。

 連覇を狙って臨んだ7月28日の女子52キロ級でまさかのメダルなしという結果に終わった阿部詩。衝撃の2回戦敗退から6日、パリの畳に再び立った。

 序盤で技ありを奪われるも、2分15秒に豪快に相手を倒し一本。しかし、判定が技ありに変更となり試合再開。動じなかった詩は、本戦の残り1秒に豪快な背負い投げで2つ目の技ありを奪い合わせ技一本で見事な勝利を飾った。

 日本のオーダーは女子57キロ級に阿部詩、男子73キロ級に橋本壮市(パーク24)、女子70キロ級に高市未来(コマツ)、男子90キロ級に村尾三四郎(JESグループ)、女子70キロ超級に高山莉加(三井住友海上)、男子90キロ超級に斉藤立(JESグループ)となった。詩、高市、高山は1階級上のカテゴリーで戦う。

 <ルール> 混合団体戦は男子3、女子3の計6選手で構成される。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超となり、同じ階級の選手同士が戦う。試合時間はそれぞれ4分間。一本勝ち、不戦勝、相手の棄権による勝利は10点、技ありでの優勢勝ちは1点、指導差の勝利は0点と規定。決着がつかない場合は、ゴールデンスコア(GS)方式の延長戦を行う。スコアや指導数が相手より多くなった時点で、延長戦はただちに終了する(サドンデス)ため、引き分けはない。6人が終わり、勝利数や得点で決着がつかない場合は、無作為に選ばれた階級区分の選手で代表戦を行う。4チームに与えられるシード権は、6選手の世界ランキングを得点化し、その合計によって決定する。

 混合団体の試合順は抽選で決まる。2017年世界選手権で混合団体戦が行われた際、男女各3人が軽量級から順に対戦したが、日本チームは軽量級に世界王者クラスがいるので、早々と勝負がついてしまい、面白みに欠けたことから抽選に変わった。勝敗が決すれば、後の試合は割愛される。

 

この記事の関連ニュース