◇パリ五輪第9日 バトミントン 女子シングルス準々決勝(2024年8月3日 ポルトドラシャペル・アリーナ)
バドミントンの女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク6位の山口茜(27=再春館製薬所)は同1位で昨年の世界選手権女王・安洗塋(アン・セヨン、22=韓国)に21―15、17―21、8―21で逆転負けし、準決勝進出を逃した。16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪に続く3度目の出場でも4強入りはならなかった。
試合後の山口との主な一問一答は以下のとおり。
――今日はどうだった
「最後、やっぱり強いなという感じでしたし、うまくできなかったなという気持ちもありますけど、1ゲーム目からどんどん向かっていって思い切ってやれたのかなと思う」
――最後はどんな感情が
「どんな感情…もちろん悔しさもありますけど、それ以上に、たくさんの声援の中でプレーができる幸せな空間だったなと感じます」
――3ゲーム目は決めにいったヘアピンとか奥とか、有利に進めたショットをことごとく取られた
「もう相手が強いので仕方ないなという気持ちです」
――1ゲームはコートを広く使う持ち味は出せた
「今日はそんな動きも悪くなかったし、引かずに思い切ってやれていたと思うので、よかったと思います」
――過去2回のベスト8との違い
「そうですね…リオの時は思い切ってやれていたので、今回とはそんなに変わらないのかなと思いますけど。東京を経験して、リオの時から時間もたって、たくさん経験してきた中で、結果だけじゃなくて思い切って自分が楽しんでやることだったり、自分がベストを尽くせるということに対して喜んでくれる人がいたりとかをしっかり感じて、それを今日は体現できたのかなと思うので、そこは今までと違うのかなと思う」
――この3年間
「大変なこともいっぱいありましたけど、自分だけでは無理だったようなことを世界選手権2連覇だったりとか、たくさん経験できて、本当に周りの人のおかげと思うので、凄く大変ではありましたけど充実した3年間ではあったと思う」
――どこがうまくいって、どこがうまくいかなかった
「1ゲーム目は自分がうまく先手取って、コートを広く使ってコントロールできていましたけど、2ゲーム目は空調の影響もあって、後ろとかうまくコントロールできなくて、なかなか自信を持ってラリーするところが難しくて、自分が球を沈めていくしかない中で、相手にうまくやられてというところで、もうちょっと開き直って、2ゲーム目の後半だったりうまくやれていましたけど、そういうやり方というのをもっとうまくできたらよかったのかなと思います」
――この舞台で最強の相手とこの試合ができた
「自分自身出し切ったとは思うので、それが一番よかったのかなと思います」
――改めて五輪とは
「結果はなかなか出なかったですけど、凄く3回とも成長させてくれる試合だったのかなと思います」
――笑って終わりたいと言っていた
「しゃべってると泣いちゃうんですよね(笑い)。でも、はい、満足はできると思います」
――これから先は
「そうですね。ゆっくり考えます」