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宮崎謙介氏 広瀬めぐみ議員の詐欺容疑で思い出す“錬金術”の誘い「永田町にずっといた秘書から…」

スポニチアネックス 2024年8月4日 15時37分

 元衆院議員の宮崎謙介氏(43)が4日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、広瀬めぐみ参院議員が公設秘書の給与をめぐる詐欺事件で家宅捜索を受けたことを受け、議員時代の経験談を語った。

 広瀬氏は公設第1秘書の妻を第2秘書として届け出ていたが、勤務実態がなく、国から給与をだまし取った疑いが持たれている。関係者によると、振り込まれた給与を事務所関係者が毎月引き出し、広瀬氏が直接現金で受け取っていた疑いがある。広瀬氏は自民党を離党したものの、議員辞職はしていない。

 宮崎氏は12年に初当選した際、ある“助言”をされたことがあるという。「12年前ですけど、そのころに永田町にずっといた秘書さんから、“一応こういうやり方がありますよ”と提案されたことがある」。それが、今回のケースと似た手口だったそうで、「“こうやって、秘書から寄付を上げさせて、寄付という形で事務所に入れさせることもありますけど、どうしますか?”と」と振り返った。

 怪しすぎる“錬金術”に、危険なにおいを察知した宮崎氏は、「“そんな昔のやり方、やめましょうよ”と言って。それこそ“辻元さんの話もあったから、危ないことはやめましょうよ”と、うちの事務所はやらなかった」と回想。秘書給与を国からだまし取った罪で逮捕され、有罪判決を受けた、当時社民党で現立憲民主党の辻元清美参院議員の例もあり、断ったという。

 今回の事件は、そんな永田町の悪しき慣習が続いていることを裏付ける可能性がある。宮崎氏は「それが12年前。あれから時間がたってますが、こういうのがまだ横行しているのかと。ほとんどないと思いますけど、こんな古典的なことをやっていたのかと思って、驚いています」とあきれ、「これ、相当危険なことです。やばいことだと思います」と警鐘を鳴らした。

 広瀬氏をめぐっては、3月の「週刊新潮」で、この疑惑が報じられた際、「事実無根」として法的措置を取る可能性を示していた。しかしその後、金の動きについて、秘書の供述が上がっていることが報じられている。

 宮崎氏は「潔くないですよね。秘書さんがこうやって話したら、アウトなことじゃないですか」と指摘。「遅かれ早かれ、新潮が動くということは、何か握っているということ。週刊新潮さんとか、週刊文春さんとか、裏を取れている。じゃないと、負けますからね」とし、「まだまだ甘いですね。認識甘いです」と断じた。

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