◇パリ五輪第10日 陸上(2024年8月4日 フランス競技場)
異変か、それとも戦略か…。
男子110メートル予選2組で、昨年の世界選手権4位のフレディ・クリッテンデン(米国)が、まったくスピードを上げずに18秒27の組最下位8位でフィニッシュした。
これまでなら完全に予選落ちだが、今大会は敗者復活レースがある。今後の日程は6日に敗者復活、7日に準決勝、8日に決勝。予選から準決勝が中2日となるため、テレビ解説を務めた08年北京五輪男子400メートルリレー銀メダルの高平慎士氏は、レース間隔を空けないための戦略の可能性を指摘。一方で、「なにかアクシデントがなければいいんですが」とも話した。