◇パリ五輪第10日 バレーボール(2024年8月4日 パリ南アリーナ)
バレーボール女子の日本の命運を握る、1次リーグA組の米国―フランス戦が行われ、米国が第1セットを奪って、日本の準々決勝進出が消えた。1次リーグ敗退は21年東京大会に続いて2大会連続となった。
日本は前日(3日)のケニア戦で1次リーグB組の全日程を終えて同組3位。1次リーグは12チームが4チームずつA~Cの3組に分かれて総当たりで戦い、各組1位、2位と、各組3位の中から成績の良い2チームの計8チームが準々決勝に進む。
日本は既にC組3位のドミニカ共和国にセット率で劣ることが確定。準々決勝に進むためには、世界ランク6位の米国が同19位のフランスにストレート負けすることが唯一の条件だった。
パリ開幕前に今大会限りでの現役引退を表明していた古賀紗理那主将は、決勝トーナメントの舞台に立つことなく勝負のコートに別れを告げる。
ケニア戦後は号泣。思いを問われると、「秘密です」とけむに巻いたが、「今日(3日)が最後かもしれないし、今日(3日)がもしかしたら最後じゃないかもしれない。私たちができることがストレートで勝つこと。そこがクリアできてよかった」と話していた。