俳優の田中圭(40)が、4日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、俳優・林遣都(33)との撮影現場エピソードを明かした。
林とはドラマ「おっさんずラブ」シリーズで恋人役で共演しただけでなく、公私ともに仲良しだという。
林について田中は「芝居のスタンスはめちゃくちゃ好きで、すごく魅力的なんですよ」と称賛。一方で、「そのままやってくれればいいのに、結構自分でも言っている、頭で考えてくせがあって。頭で考えている時、マジ…ズレてるんで」とぶっちゃけ、笑わせた。
田中はさらに「すごいおもしろいと思うけど、僕は好きなんですけど、頭で考えてズレたことを、ズレたまま突き進んで」とも。林は「言葉が良くない」と反論し、「突き詰めすぎちゃって、物事をシンプルに考えられなくなる」と訂正した。
そんな中で、アドリブが多いという「おっさんずラブ」の撮影現場での一幕を回想した。「僕がいて吉田鋼太郎さんがいる時は、(林が)“俺、超気合入れなきゃ”みたいに来る。別にそのままでやればめちゃくちゃおもしろいから、そのままでいいんだけど、考える方向で気合入れちゃうから。このシーンでこういうせりふ言おうとか、ト書きにないアドリブしようとか、準備してきた時、めちゃくちゃつまらないんですよ。一番最初だけホントにつまらないんですよ」。林の気合が空回りすることもあるという。
MCの中居正広は「用意するじゃん。アドリブやろうとか考えてくる。それは認めてあげてよ」と、林の挑戦心に理解を示した。すると田中は「まだ言いたいことあるんですよ」と、林のさらなるエピソードを投入した。
「変なアドリブを言いました。(田中は)最初だから対応できない。次テスト行きます。“ちくしょう、拾えなかった”って。テスト行きます。(林が)また言ってきます。ちょっとこっちは返せるようになります。2回目で返せます。これで1個流れた。次、本番行きます…。何でも来い!…で、言わないっていう」
田中のテストでのアドリブ対応を無にしてしまう、林の謎行動。田中は「いじりもあるけどすてきなところなんで」とフォローも口にした。一方の林は「これはホント…成長で。現場の雰囲気も見るようになる。これ、違うんだなって思って本番でやめる」と、あくまで空気を読んだ上での“アドリブ撤退”であることを説明していた。
そんな林の行動を、中居は「めちゃくちゃかわいいな!すげえキュートだな!」と気に入った様子だった。