◇パリ五輪第10日 男子ゴルフ(2024年8月4日 ゴルフナショナル=7174ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、通算11アンダーの4位から出た21年マスターズ覇者の松山英樹(32=LEXUS)は6バーディーノーボギーの65で回り、通算17アンダーで日本男子初の五輪メダルとなる銅メダルを獲得した。スコッティ・シェフラー(28=米国)が通算19アンダーで優勝し金メダルを獲得。トミー・フリートウッド(33=イングランド)が通算18アンダーで銀メダルに輝いた。
日本代表の丸山茂樹監督(54)は松山がメダルを確定させた瞬間から涙が止まらなかった。
そして世界中のゴルフファンが見守った最終組の18番の結果で銅メダルが確定すると、笑顔で涙を流し「泣くだろうなと思ったけど、こんなに泣くとは思わなかった」と声を震わせた。そして「(五輪)3大会目でずっと“獲れたらうれしい”と思ったけど、前回は厳しいプレーオフで負けて、それから3年でメダル獲りたいと思ってきてくれて、メダルを獲ってくれて凄いことです。本当にうれしいですし、12年間やってて良かった」とうれし涙を拭った。
そして「松山には“ありがとう”のひと言。やってくれると思って、この3本指に入らないといけない中で、この強豪たちを相手にやるのは並外れた精神力。メンタルゲームなのは分かっていたから、そこを乗り越えて、そこに入ってくれたのは凄い」と称えた。