◇パリ五輪第10日 バスケットボール女子1次リーグC組 日本58ー85ベルギー(2024年8月4日 ピエール・モロワ競技場)
女子バスケットボール日本代表(世界ランク9位)は1次リーグC組最終戦でベルギー(同ランク6位)と対戦。第1Qは3Pシュートを全て失敗するなど前半から苦しい展開が続き、ベルギーに58ー85で敗れて3連敗で1次リーグ敗退。2大会連続メダル獲得を目指したが、8強を前に姿を消した。
立ちっぱなしで指示を出し続けた恩塚監督は穏やかな表情で終戦を迎えた。2月の五輪世界最終予選では日本独特の戦い方でインパクトを与えたが、肝心の世界舞台では1次リーグで1勝4敗に終わった22年W杯に続く惨敗。「選手は金メダルに値する努力をしてきた。私の力不足。その一点に尽きる」と頭を下げた。
東京五輪後にアシスタントコーチから昇格。女性の思考に対する理解を深めるため、女子高で約40年教員を務めた男性や、六本木のクラブの経営者らを訪ねた。結果を出せず、今大会限りでの退任は決定的。速さと3点シュートに特化したチームづくりについて「現時点で間違っていなかったとは言えない。検証が必要」と語った。