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【サッカー女子】川澄奈穂美氏 なでしこ 良い守備から良い攻撃につなげる方法の確立を

スポニチアネックス 2024年8月5日 4時0分

 【斬る 川澄奈穂美】守備が統一され、負けない試合はできていました。長谷川、長野の中盤のスライドはとても良く、最終ラインの南と古賀がFWに圧をかけていたことも大きかったです。

 ただ、最後の最後のところで決めてくるのが米国。相手が上手だったと思うしかありません。

 日本の課題はやはり攻撃です。良い守備ができていただけに、そこから良い攻撃につなげていく方法をチームとしてもう少し確立できていればと感じました。

 ノックアウトステージは無得点でもPKで勝ち進むことはできますが、自分たちで相手ゴールをこじ開けて点を取る強さがないとメダルは厳しい。その部分が勝負の難しさです。

 海外の強豪クラブでプレーする日本人選手は増えました。それでもメダルには届きませんでした。世界と戦うには、個を生かすための組織力を上げていくしかありません。

 次のW杯ブラジル大会まで3年。チームとしての道筋を、指導する側がはっきりと示す必要があります。(元日本代表、新潟MF)

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