◇パリ五輪第10日 バスケットボール女子1次リーグC組 日本58ー85ベルギー(2024年8月4日 ピエール・モロワ競技場)
女子バスケットボール日本代表(世界ランク9位)は1次リーグC組最終戦でベルギー(同ランク6位)と対戦。第1Qは3Pシュートを全て失敗するなど前半から苦しい展開が続き、ベルギーに58ー85で敗れて3連敗で1次リーグ敗退。2大会連続メダル獲得を目指したが、8強を前に姿を消した。
1次リーグ最終戦を前に27点差以上の勝利が必要だったベルギー。その中でエースのエマ・ミースマン(31)が日本相手に大爆発。30得点11リバウンドを記録し、チームの27点差勝利に貢献して、決勝トーナメント進出を決めた。
試合後にラシッド・メジアン監督は「信じられないよ」と劇的な準々決勝進出に驚きを隠せなかった。
「本当に素晴らしかった。僕らは地獄から生還したんだ。このような試合を27点で勝つことができた。この試合は27点差で勝つために準備したんだ」と振り返って、応援してくれたファンにも感謝した。
ミースマンも「ちょっとした奇跡だと思う」と信じられない様子だった。
「私もかなり現実的で、悲観的ではなく、現実的なんだけど、(ドイツ戦の敗戦で)本当に難しくなることはわかっていた。だから、自分自身を充電するのは本当に大変だった。」と戦前の心境を吐露し、「今週は確かにジェットコースターのようだった。あんなに極端なことは今までなかった」と壮絶な1週間だったことを明かした。