ザ・ドリフターズの加藤茶(81)が5日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)に生出演。20年に他界した志村けんさん(享年70)の秘話を明かした。
この日はゲストに対する勝手なイメージについて語る「ぽいぽいトーク」のコーナーに登場。「志村けんさんとのまだ話してない秘話があるっぽい」とのイメージを振られると、「〇」の札を掲げてみせた。
この日、夏休みのMC「ハライチ」澤部佑の代打MCを務めた俳優の坂上忍が「そもそも志村さんってボーヤさんだったんですよね」と話すと、加藤は「そう。付き人で。ドリフターズの初期ぐらいからボーヤやってた派で、だからネタの作り方とか、雰囲気とか全部分かってるわけ、見てて」と振り返った。
そうして荒井注さん(00年死去)がドリフターズを脱退する際には、いかりや長介さん(04年死去)が「荒井注さんと同じぐらいの年の人を」後任に決めていたが、加藤が「ちょっと待ってください。どうせだから若い人入れない?」と提案。「誰がいるんだ」と問われると「志村、いるじゃない」と志村さんの加入を進言したとした。
「“ぜひ頼む”って言って。俺だから俺より下の子とやりたかったんで」と語ると、志村さんについては「ボーヤでやりながら、あいつといろいろやってて、あいつ平気で俺の頭殴んのよ。ボーヤのくせに、俺の頭を。で殴られてすげえなこいつは、と思ったもん」と付き人の当時からその才能に注目していたとした。
「だからツッコミもうまいんじゃねえかなあと思って。案の定、うまかったよなあ。長さんよりうまかったもん」と称賛した。
坂上が「才能を見抜いてたってことでしょう」と語ると、加藤は「見抜いてたかどうか分かんねえけど、遊んでてこいつはまあやれるなと思ったわけ」と照れた様子で話した。