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野口健氏、パリ五輪取り巻く環境にチクリ セーヌ川は「不衛生極まりない」 選手村も「東京五輪の方が…」

スポニチアネックス 2024年8月5日 16時52分

 アルピニストの野口健氏(50)が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪会場となっているフランス・セーヌ川の水質問題について、私見を述べた。

 セーヌ川は、トライアスロンやマラソンスイミングの会場となっているが、その水質が議論となっている。先月26日の開会式から翌日まで降った雨の影響で、汚水が川に流れ込み、水質が低下。トライアスロンのスイム練習は2日にわたり中止され、男子の競技自体も30日から開催延期になった。

 同31日に水質検査の結果が基準値を満たしたことから、女子との同日開催に踏み切ったが、参加選手が「10回嘔吐(おうと)した」などと体調不良が報じられた。

 野口氏は「選手は大量の水を飲むことになる。雨が降れば大腸菌が何倍にも増えるとも。何故に不衛生極まりないセーヌ川にこだわり強行したのか。アスリートファーストではないなぁ…」と疑問視。さらに「選手村のクーラー問題しかり。クーラーがなく暑くてドアを開けっぱなしにしても暑くてまともに寝られないという選手のコメントも報じられていましたが」とパリの選手村環境についても指摘し「クーラーぐらい有料などとケチな事を言わず全ての部屋に取り付ければいいものを。食事もマズい、肉が少ないと。東京五輪の選手村の方が全てにおいて快適であったとの声があり」とつづった。

 セーヌ川は長年、指摘されていた水質問題の改善をアピールする狙いもあり、五輪でも開会式を開催した。セーヌ川では今後、8日にマラソンスイミングの女子10キロ決勝、9日に同男子10キロ決勝の開催が予定されている。

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