◇パリ五輪第11日 卓球(2024年8月5日 パリ南アリーナ)
女子団体1回戦で、悲願の金メダルを狙う日本が、ポーランドを3―0で下して準々決勝に進出した。
第1試合のダブルスは早田ひな(24=日本生命)が平野美宇(24=木下グループ)と組んで3―1で勝利。シングルスで銅メダルを獲得した早田だが、1日のシングルス準々決勝で左腕を痛めた。
この日もテーピングを巻いた痛々しい姿でプレーした早田は、「平野選手に助けてもらって、今できることを全力でやった」とし、「(左腕は)最悪の状態からは少しずつ回復しているけど、100%はなかなか出せない」と話した。
日本オリンピック委員会(JOC)の診察では、初見で痛みが取れるまで2~3週間という診断だった。
ここから先、対戦相手の強度は上がり、最後の決勝では順当なら中国が待つ。「2人に頼っていく部分は多いかもしれないけど、少しでも2人の負担にならないようにしたい」と早田。この日は仲間の応援でも両手での拍手はできず、左手を使わずに右手で肩や腿を叩いて拍手の代替とするシーンもあった。
「2人に頼っていく部分は多いかもしれないけど、少しでも2人の負担にならないようにしたい」と早田。不安を抱える中、チームのために全力を尽くす。