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クライミング日本勢がワンツー発進 17歳の世界王者・安楽宙斗がボルダー予選でトップ 楢崎智亜も2位

スポニチアネックス 2024年8月5日 19時18分

 ◇パリ五輪第11日 スポーツクライミング(2024年8月5日 ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 スポーツクライミングの競技が始まり、ボルダーとリードの2種目で争う男子複合のボルダー予選が行われた。ボルダー、リード、複合全てで世界ランキング1位の安楽宙斗(そらと、17=JSOL)は1位、複合同5位の楢崎智亜(28)は2位と、日本勢がワンツー発進を決めた。

 第1シードとして最後の20人目に登場してきた安楽は、それまで1人しか完登が出ていなかった第1課題(コース)を2回目の試技でクリアして24.9点をマーク。さらに完登者ゼロだった第2段階を1回で仕留める「一撃」で25.0点を叩きだし、昨季W杯総合王者の貫禄を示した。第3課題は9.5だったが、この時点でトップ通過が確定。第4課題は9.6点で合計69.0点だった。

 21年東京五輪複合4位の楢崎は17人目で登場。第1課題は9.8、第2課題は10.0、第3課題は9.8だったが、第4課題は3回目で完登を達成。24.8点を加えて54.4点とした。

 男子は7日にリード予選が行われ、2種目合計ポイントの上位8人が9日の決勝(ボルダー&リード)へ進出する。

 ▼楢崎 本当は3完登ぐらいしたかったけど、最後しっかり決められたのでギリギリつながったかな。1(課題)から3が(完登)不可能ではないと思っていたので、決められなかった悔しさはありました。(第4課題の完登)周りの完登状況が分からないので何とも言えないけどよかった。東京(五輪)と比べて観客がいるので逆に緊張しないというか、楽しかったです。しっかり疲れを取って、リードで点数を稼げないと厳しいと思うので、頑張りたいと思います。

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