◇パリ五輪第11日 卓球(2024年8月5日 パリ南アリーナ)
女子団体1回戦で、悲願の金メダルを狙う日本が、ポーランドを3―0で下して準々決勝に進出した。
第1試合のダブルスは早田ひな(24=日本生命)と平野美宇(24=木下グループ)がペアを組んで3―1で勝利。銅メダルを獲得したシングルスで左腕を痛めた早田は、この日もテーピングで固めてプレーした。
第2試合には五輪デビューとなった張本美和(16=木下グループ)が登場し、ストレート勝ちを収めた。第3試合の平野もストレート勝ちで日本が快勝した。
大会前までは平野と張本美がダブルスのペアを組むことが多く、早田はシングルス2試合に臨むことが見込まれていた。試合後、早田のケガを考慮して“みうひな”ペアを起用したのかを問われた日本女子の渡辺武弘監督は、否定した。
「元々、あのペアは考えていた。正直、ケガをしなくても、あのペアでいきました」
五輪の団体は、ダブルスに出場した選手はシングルス出場が1試合のみ。もう1選手がシングルス2試合に出場することになり、その役割を早田がこなすことが多かった。
この日のオーダーが今大会の基本になるかを問われた渡辺監督は「ダブルスのことはあまり触れたくないけど、いろいろオプションは持っている」と話した。