◇パリ五輪第11日 体操(2024年8月5日 ベルシー・アリーナ)
種目別決勝の鉄棒が行われ、岡慎之助(徳洲会)が14・533点で金メダルを獲得し、団体総合&個人総合に続いて3冠を達成。この日の平行棒でも銅メダルで、1大会4つのメダルを獲得して大会を終えた。
派手な大技こそないが、丁寧に演技をつなぎ、着地も完璧に決めた。72年ミュンヘン大会の加藤沢男以来、52年ぶりとなる日本勢の3冠という快挙を達成した。
銀メダルの選手と同じスコアで並んだが、タイブレークルールによって出来栄えを示すEスコアが上の岡が金。美しくパリを完走した。
「奇跡ですね。ほんとに最後何が起きるか分からない。ミスなくやりきれたのが、この金につながったのかなと思う。(日本に帰ったら)ドライブしたい。あと、おいしいもの食べたい」
杉野正尭(徳洲会)は11・633点で7位。日本選手団は今大会の金メダルを10個に乗せた。