「KAT―TUN」の上田竜也（40）が5日、PARCO PRODUCE 2024「破門フェデリコ～くたばれ!十字軍～」初日前会見及びプレスコールに出席した。
初回公演を間近に控え「ワクワクしています」と心躍らせ、1カ月みっちり稽古してきたので「お客さんの前で感情を爆発させて素晴らしいものを届けたい」と意気込んだ。
破門皇帝・フェデリコを佐々木蔵之介、フェデリコと対峙する息子ハインリヒを上田が演じる。本作が初共演となった。
稽古開始早々、佐々木の圧倒な芝居力に衝撃を受けた上田。「迫力があって改めて凄いなと。存在感に圧倒された」と振り返る。座長として気遣いも忘れない佐々木の褒め言葉や助言に「信頼してついていっています」と感謝の言葉を口にした。
確執がある父子という役どころで、口をきかないなど撮影以外も気を遣うかと思いきや、そんな心配はなかった。「蔵之介さんが差し入れをいっぱいくれるので、餌付けされました」とちゃめっ気たっぷり。蔵之介の温かい気配りが常に現場を温かい雰囲気で包み込み、演者同士の絆もバッチリだという。
観劇した人が「この劇場を出たときにどんなものを持ち帰ってもらえるのか期待しながら、全力で頑張る」とアピールした。
キリスト教に支配されていた中世ヨーロッパで、当時の最高権力者のローマ教皇から最大の罪である「破門」を3度言い渡されながら、たった1人で時代の門を破り、次の時代をこじ開けた皇帝フェデリコが主人公の本作。実の息子をも敵に回し、誰も思いもよらない方法で前人未到の道に進もうとした男の真実を描き出す。
本公演は8月6日～9月1日まで東京・PARCO劇場にて上演。その後、愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて上演される。