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【タイガースデータ】6日から「試練の9連戦」も 2カードが京セラで負担減 「夏のアレンパ・ロード」に

スポニチアネックス 2024年8月6日 5時17分

 阪神は2日に夏恒例の長期ロードに突入。きょう6日から今季初の9連戦に入る。8月の、しかもロード中の、となるとつい「試練の9連戦」とでも呼びたくなる。調べてみると、8月中の9連戦以上は阪神の歴史の中で昨季まで19、20年の9連戦の2度だけ。全てロード期間中のものは19年だけだった。もしや、これは珍現象か?

 タネを明かせば、この日程は8年前の16年に、初の8月の祝日「山の日(11日)」が制定されたため。今季は19年同様、11日が日曜日、翌12日が振替休日になる興行上の理由で他球団も条件は同じだ。ましてや3カード中、京セラドームでの主催試合を含む2カードがドーム開催とあれば、負担はかなり軽減されるだろう。

 昨季のロードは18勝5敗の勝率・783で17年以来6年ぶりの勝ち越し。18勝は17年16勝を更新。貯金13は68年(15勝2敗)に並ぶ、どちらも夏の長期ロード史上(8月中の終了が定着した56年以降)最多記録とし、期間中の16日には優勝へのマジック「29」を初点灯させている。今季も球宴休みを挟んで8連勝した勢いに「夏のアレンパ・ロード」の予感が漂う。

 成績の鍵を握る“第2本拠”の京セラドームでは昨季5戦全勝。このうち3勝したヤクルトとは今季も20~22日に同地で3連戦を行う。ロード中の同地での対戦は、初開催の98年から9カード全て勝ち越し。10年から16連勝中の吉兆カードにも注目したい。(記録担当・桐山 章)

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