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中日・高橋宏 直球進化!連続イニング無失点さらに期待 6日DeNA戦先発

スポニチアネックス 2024年8月6日 5時32分

 竜の若きエース・高橋宏が快投を続けている。6月28日DeNA戦の6回から33回連続無失点を継続中。連続イニング無失点のプロ野球記録は58年金田正一(国鉄)の64回1/3だが、中日では20年の大野の45回が最長で、これに次ぐのが56年大矢根博臣の40回1/3。6日のDeNA戦で7回2/3以上を無失点にまとめれば大矢根を抜くチーム2位に浮上し、大野の記録が目前になる。

 好調の要因を探るべく、今季の平均球速を見ると152.0キロ。10試合以上に先発した両リーグ60投手の中では佐々木(ロ=155.7キロ)、今井(西=152.9キロ)、スチュワート(ソ=152.7キロ)に次ぐ4位のスピードだ。その結果、直球で奪った三振の割合は、昨季の27.6%から今季は42.7%までアップ。直球で、打者を圧倒しているのが分かる。

 また、ここまでの投球回が93回の高橋宏は7回以上投げれば、今季初めて規定投球回に到達する。現在の防御率は0.48。仮に7回ちょうどで降板し自責点4だった場合でも防御率は0.81までしか悪くならず、大瀬良(広)の0.85を抜くトップでランクインする。記録がかかるマウンドでどんな投球を見せるか楽しみだ。(記録課・志賀 喜幸)

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