Infoseek 楽天

「虎に翼」優未も危険?美佐江の微笑にネット戦慄 寅子とっさの対応裏目「背筋凍った」片岡凜に絶賛の声

スポニチアネックス 2024年8月6日 8時0分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6日、第92話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第91話は、森口美佐江(片岡凜)が新潟市内の売春事件に関与している疑惑が持ち上がる。“赤い腕飾り”のことが気掛かりな佐田寅子(伊藤沙莉)は正面から向き合おうと試みるが、その対応は完全に失敗し…という展開。

 1952年(昭和27年)の年末、美佐江の補導から数日。補導された3人のうち、2人は非行事実を認め、鑑別所に。「女生徒に色目を使うおっさんから金を巻き上げて何が悪い。私は特別なんだ」と供述。美佐江は友達と一緒にいただけで、自宅へ帰された。2人は赤い腕飾りをしていた。

 喫茶ライトハウスの前。ひったくり事件の元木俊雄(山時聡真)が美佐江を待っていた。美佐江は寅子を見つけると笑みを浮かべ、一礼。「今日は何だか勉強が捗りそうです」と中に入っていた。

 そして、美佐江が再び三条支部へ。新潟家庭裁判所の調査官との面接を前に、立ち寄った。

 美佐江「とんだ災難に遭いました」

 寅子「その子たちは、腕飾りを上げる特別な存在?」

 美佐江「どうでしょう」

 寅子「元木くんも、赤い腕飾りを着けていたわよね」「こんなこと、少年部の裁判官でも、あなたの事件の担当でもない私が言うことじゃないの。でもお願い、本当のことを話してくれない?」「ここに来たのも、本当は全部話したくて来たんじゃない?」

 美佐江「自分でも、よく分かっています。私はとても恵まれているって。家庭環境も、自分自身も。何もせず、誰かが近寄ってくるということは、私にそういう魅力があるんでしょう。でも、強いて言えば、法律の本を読めば、悪いことをすると罰せられる理屈や量刑の決め方は分かります。でも、それがなぜ悪いことに定義されるのか、よく分わからない。佐田先生は、心から納得した答えが出せます?どうして悪い人から物を盗んじゃいけないのか。どうして自分の体を好きに使ってはいけないのか。どうして人を殺しちゃいけないのか」

 寅子「答えが欲しくて、やってるってこと?」

 美佐江「やっている?何をですか。心から納得できれば、きっとスッキリするんでしょうね」

 寅子は週に1~2度でも一緒に考えてみないかと提案。そこへ一緒に帰れるかもと佐田優未(竹澤咲子)が現れる。寅子は危険を感じたのか、美佐江の横を通る優未をとっさに引き寄せた。

 翌日、森口(俵木藤汰)が怒鳴り込んでくる。美佐江が憔悴して帰宅し、寅子に犯罪者のような扱いをされたと聞いた。

 寅子を訴えるというほど激怒していたが、杉田太郎(高橋克実)が鎮めた。“あとは親子の問題”“我々が介入することではない”とした。

 1953年(昭和28年)1月、美佐江の審判は不開始。入倉始(岡部ひろき)は「釈然としませんね」と語った。

 喫茶ライトハウス。美佐江らが受験勉強中。美佐江の横にいる男子生徒も赤い腕飾り。美佐江たちは翌日から泊まり込みで東京へ。カウンターに座った寅子と星航一(岡田将生)の後ろで、美佐江が笑みを浮かべた。

 SNS上には「完全にホラー」「もはやサスペンス」「優未ちゃんがロックオンされて背筋が凍った」「今日はまさしく美佐江劇場!優未をロックオンしかけたシーン、ホント怖かった。片岡凜さん凄!」「とりあえず、勉強している子らの腕の確認を」「性善説で法に携わってきた寅子にとって、善悪の概念すら曖昧な美佐江は過去の経験が通用しない天敵のような存在」「本能的に優未をかばうよね。美佐江は闇が深すぎて、どう決着がつくのか見当つかない」「今日の緊迫感は半端じゃなかった。問いを突きつけられ、胸が抉られるような。その理由の大半は、片岡凛さんの存在感」などの声が上がった。

 美佐江の今後は果たして。

この記事の関連ニュース