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レスリング・尾崎野乃香 意地の銅メダル王手!涙の準々決勝敗退から一夜…敗者復活戦で勝利

スポニチアネックス 2024年8月6日 18時26分

 ◇パリ五輪12日目 レスリング(2024年8月6日 シャンドマルス・アリーナ)

 レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香(21=慶大)が6日、敗者復活戦でデルゲルマー・エンフサイハン(モンゴル)を下し、3位決定戦進出を決めた。

 5日の準々決勝で敗れた相手、東京五輪銅メダリストのメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)が決勝に進出したことで、敗戦から5時間後につかんだ銅メダル挑戦のチャンス。悔し涙から一夜、気持ちを切り替え勝利をつかんだ。

 準々決勝敗戦後は涙を堪え「ちょっと受け入れられない…」「タックルに入れば取れると思い込んでいた。初めて自分の持ち味を封じられたと思った」と声を絞り出した尾崎。目指してきた金メダルには届かなかったが、5日の初戦で32秒で勝利を決める最高のデビューを飾った21歳が、慶大女子初の表彰台へ意地を見せる。

 ◇尾崎 野乃香(おざき・ののか)2003年(平15)3月23日生まれ、東京都出身の21歳。08年北京五輪で銅メダルを獲得した浜口京子を見たことをきっかけに、レスリングを開始。小5で初の全国制覇を果たし、その後も数々のタイトルを獲得。世界選手権は初出場だった21年に62キロ級で3位、22年優勝、23年は65キロ級で優勝。成城学園小中、帝京高を経て、21年4月に慶大環境情報学部に入学し、現在4年生。1メートル66。名前の由来は「春の野の息吹のように、周囲に優しい影響を与える人になってほしい」(利佳さん)との思いから。

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