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阿部一二三 仏の柔道熱に感慨「最高の景色を見させてもらった」帰国会見で決意「3連覇目指す」

スポニチアネックス 2024年8月6日 18時58分

 パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、パリから羽田空港着の航空機で帰国し、都内のホテルで会見を行った。男子66キロ級で連覇、混合団体で銀メダル獲得に貢献した阿部一二三(26、パーク24)は「自分の中で、うれしい気持ち、悔しい気持ち。いい経験をさせてもらった。3連覇目指して頑張りたい」と振り返った。

 また、フランスの柔道熱について問われると「ひとこと。最高の景色。それを見させてもらった」とコメントした。

 自身の初戦となる2回戦を前にまさかの結果が待っていた。それは前回の東京五輪で兄妹金メダルを獲得した詩が2回戦で敗れた。会場に響き渡る妹の泣き叫ぶ声を聞きながら、準備したものの動揺がないはずはない。

 しかし一二三は、2回戦、準々決勝と積極的な柔道を貫き2戦連続合わせ技一本で準決勝の舞台にたどり着いた。そして迎えた決勝の舞台。ウィリアン・リマ(24=ブラジル)を相手に最後まで「阿部一二三」の柔道を貫き、隅落としと袖釣り込み腰で合わせ技一本を奪い東京五輪から無敗で連覇を達成。男女合わせて大野将平以来史上8人目で、日本柔道通算50個目となる金メダルとなった。

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