パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、パリから羽田空港着の航空機で帰国し、都内のホテルで会見を行った。女子78キロ級の高山莉加(29、三井住友海上)が思わぬ形で会場の爆笑をさらった。
宮崎県出身の高山が県民へのメッセージを求められると「個人戦では悔しい思いをして、団体戦では銀メダルを獲ることができた」と振り返った。続けて「本当にすぐに宮崎に帰る」と伝えた。
そして「温かく」と言いたかったが「あたたく…あたか…あたかか…」と何度も噛んだ。「すいません」と気を取り直したが「あたたく…あたたかかく…」とまたしても言葉が出なかった。
これには思わず選手らから笑いが起こった。高山は「優しく受け入れていただけたらありがたいです」と「温かく」という言葉を諦めて伝えると、会見場は爆笑に包まれた。