◇セ・リーグ 広島5―0巨人(2024年8月6日 東京D)
広島は6日、巨人に5―0で勝利して今季初の7連勝。先発のアドゥワが8年目で初の完封勝利を飾り、18年の自己最多に並ぶ6勝目。打線では左太腿裏の肉離れから復帰した末包が7号ソロが飛び出すなど、投打がかみ合った。以下、新井監督との一問一答。
――アドゥワが初の完封勝利。
「素晴らしいピッチングだったね。もちろん、こっちとしては期待して送り出してますけど、期待以上の投球をしてくれました。9連戦の頭というのもあったし、本当に最高の投球だった」
――2軍再調整もあったが。
「あれだけ開幕からずっとローテーションで投げ続けたというのは初めてだったと思うし、彼も疲れというのはあったと思う。いろんなことを考えながらね。3週間ぐらいかな、ファームでやってもらって、また今日、素晴らしい投球を見せてもらいました。何も言うことございません」
――打線も初回からいい形で得点。
「相手がいい投手だったので、何とか先制点をというところで、アキ(秋山)がよーいドンでいい二塁打を打ってくれて、小園も難しいボールだったけど、あの先制点というのはチームに元気を与えましたよね」
――野間の追加点も大きかった。
「野間もね、粘って粘って、本当、彼らしい素晴らしい安打だったと思います。またサク(坂倉)もいいホームランだったし、スエ(末包)もね。うちらしい野球ができたと思います、今日もカープらしい全員野球だったと思います」
――末包は復帰戦で本塁打。
「本人も早く帰ってきたかったと思うし。あまり気負わずにやりなさいとは言ったんだけど、いきなり全開だったよね。また彼もね、今日ホームラン打ちますって言ってたんで。本当に打っちゃいましたね。本当に素晴らしいホームランでした」
――復帰初戦で本塁打という結果は、なかなかできることではない。
「やっぱりね、しっかりとした技術もね。まぐれでホームランは打てないので。彼もね、去年の経験が自信になっていると思います」
――この9連戦は先発8人で回す。アドゥワ投手の今後は。
「また次はね、1回抹消して。もう次は決まっている」
――広島にとって特別な日に勝利。
「8月6日は広島の人にとってね。もちろん自分も広島で生まれ育って、特別な日なので。今日1日、平和に野球ができることに感謝しながらグラウンドに立っていました。そういう日に勝てて良かったと思います」