◇パリ五輪第12日 バスケットボール男子・準々決勝 セルビア95ー90豪州(2024年8月6日 ベルシー・アリーナ)
男子バスケットボール準々決勝で、セルビア(世界ランク4位)が24点差をひっくり返して豪州(同ランク5位)に95ー90の大逆転勝利で4強入り。チームの中心であるニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)は21得点14リバウンド9アシストとトリプルダブル級の大活躍でチームをけん引した。
過去3度のMVPを獲得したヨキッチを中心に1次リーグC組では王者・米国に次いで2位で決勝トーナメント進出を決めたセルビア。準々決勝では“死の組”だったA組2位で勝ち上がってきた豪州と対戦した。
前半は最大24点差のリードを許しながら42―54で折り返した。後半に入ると流れが一変。51―60の残り6分15秒からボグダン・ボグダノビッチ(ホークス)、オグ二ェン・ドブリッチ(KKツルヴェナ・ズヴェズダ)の得点で10―0のランで豪州を捉えた。そこからは一進一退のシーソーゲームの展開に。
2点リードしていた第4Q残り2秒で豪州パティ・ミルズのフェイダウェイ2Pショットが決められて82ー82の同点で延長戦に突入。
延長戦ではヨキッチが豪快ブロックやジャンプシュートなどでチームを勝利に導いて死闘を制した。
死闘を制したセルビアは準決勝で米国とブラジルの勝者と対戦する。