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新潟・小野魅せる 2戦連発 長岡花火見て感動 「僕らも人を感動させることができる職業」

スポニチアネックス 2024年8月7日 4時1分

 J1新潟はきょう7日、ホームで磐田と対戦する。6日は聖籠町のアルビレッジで最終調整した。降格圏の18位に沈む相手との勝ち点差は4。勝てば残留争いで大きく優位に立てる重要な一戦に、前節移籍後初ゴールを決めたFW小野裕二(31)は、自らのゴールで勝ち点3を手にしようと気合を入れている。

 前節のC大阪戦から2週間強。充実した中断期間を過ごした小野は試合に飢えている。「リフレッシュして、ここからやってやろうという気持ちでみんないる。早く試合がしたいとうずうずしていた。それをピッチで出せればいい」。試合開始からフルスロットルで駆け抜ける。

 C大阪戦後の6日間のオフが明けた後、FW鈴木やDF早川、MF星らケガで別メニュー調整していた選手の多くが練習に合流。「いろいろな選手とやることは楽しくプレーできる」と歓迎し、激しくなる競争も刺激に変えて準備をしてきた。

 もう一つ、刺激を受けたのが2日に初めて見た長岡花火だ。長岡空襲での犠牲者の慰霊、平和への祈りなどが込められた花火に感動を覚えた。

 「いろいろな人の思いが花火に込められているというのを感じた。僕らも人を感動させることができる職業と思っている。スタジアムに来てくれた人たちがそういう感情になって帰れるような熱い試合をしたいと思った」

 特に降格圏の18位磐田との一戦は、今後を占う意味でも気持ちが入る。「全てが懸かるようなゲームになる」と強調し、中断期間中も先は考えず目の前の試合に集中してきた。

 移籍後初ゴールを決めた前節は、攻守で周囲と息の合ったプレーをたびたび見せ、連係が深まってきたことを印象づけた。その上で、強みと自負する「相手の嫌なところに顔を出していくこと」の回数を増やして、ゴールに襲いかかるイメージを膨らませる。

 最優先するのは勝ち点3だが、求められている役割は結果だとも分かっている。「自分がゴールを決めて試合を決められるようにしたい」。ホームでの初得点は磐田戦でマークする。(西巻 賢介)

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