相次いで出場権を獲得して飛躍が期待された団体球技の日本勢は、メダルを獲得できずに終わった。
五輪で実施される全ての団体球技で、男女どちらかが出場したのは、ホッケーと水球の2競技のみが行われた1932年ロサンゼルス五輪以来。戦後初の快挙だったが、48年ぶりに自力で五輪切符を得たバスケットボール男子は3戦全敗、女子もまさかの3連敗で姿を消した。
36年ぶりに自力で五輪の道を切り開いたハンドボール男子は1点差の惜敗で金星を逃した初戦のクロアチア戦が最大の見せ場で、結局5戦全敗で敗退した。
最大の誤算は期待の高かったバレーボール男子だ。他球技が続々と去る中、最後のとりでとなったものの、2大会連続、8強の壁に屈した。ソフトボールと野球で金メダル、バスケ女子で銀メダルだった東京五輪とは一転、寂しい結果となった。