◇セ・リーグ 阪神4―5ヤクルト(2024年8月6日 神宮)
阪神・才木は8年目で初の10勝到達を次回へ持ち越した。2度のリードを守れず6回4失点。黒星は消えても悔しさが残った。
「相手の勢いを止めることができずに逆転を許してしまった。先制して3点取ってもらったのにリードを守ることができずに申し訳ない」
初回に先制の援護を得ながら、2回2死三塁から中村に外角フォークに合わせられ、左前へ同点打を許した。2点優勢の4回は直球を連打された無死一、二塁で山田に初球から2球続けたスライダーを左翼ポール際へ逆転被弾。「神宮というのも分かっていたし、その中でまとめられなかったのが今日の敗因」。各打者に低めのフォークを見切られ、4失点も被安打10も今季ワーストだった。
今季最長9連戦の先陣を任され、115球で6回を投げきって意地は示した一方、ヤクルトには今季5戦1勝1敗で、対戦防御率3・60は同一リーグで最も悪い。岡田監督も「なんかあるんやろうな」と首をひねった。(杉原 瑠夏)