◇パ・リーグ オリックス6―2西武(2024年8月6日 京セラD)
オリックスが2本の“記念弾”で西武に快勝した。2―2の6回1死一塁で中川が203打席で待望の決勝1号を左翼席へ。打撃の調子が上がらず試合前には中嶋監督から下半身の使い方など直接指導され、「バッティングというのができていなかったので、久々にバッティングができた」と手応えを明かした。
7回無死では3年目の大里が岩手県から観戦に訪れていた母親の前でプロ1号となる右越えソロを放った。「まだ実感が湧かない。何か見に来た日にめっちゃ打てるんですよ。母親が持っています、僕じゃなく」。昨年の2軍戦でも母親の観戦日に大活躍。記念球はもちろん直接手渡す予定だ。主軸の復活と新星の出現。苦境に明るい光が差し込んだ。(山添 晴治)